13歳でムスリムに!
説明: イーサー・アシュビーによる若年でのイスラーム改宗。何か彼をイスラームに惹き付けたのか、そして彼の新改宗ムスリムとしての経験について。
- より サルマ・クック
- 掲載日時 01 Jun 2015
- 編集日時 01 Jun 2015
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イーサーがイスラームに改宗したのは、彼が僅か13歳のときでした。改宗前、彼が10歳のときは、学校に行き、友達と遊ぶごく普通の子でした。
そして中学校に入ったとき、当時15歳だった彼の従姉妹がイスラームに改宗し、彼の家に来ては彼の家族にイスラームについて語っていました。それについて家族のメンバーはそれぞれ異なった意見を持っており、多くの議論が交わされましたが、彼はただ沈黙を貫き、それに耳を傾けていただけでした。
ある日、彼が家にいると、彼女から電話がかかってきて、家から徒歩で15分のところにある彼女の家に来るよう誘われました。つまり、彼の叔母さんの家です。従姉妹は彼にクルアーンを見せ、それが何か分かるか尋ねました。彼は分からない、と答えました。彼女は、キリスト教にバイブルがあるように、ムスリムはクルアーンを読むのだと説明しました。
彼はイスラームとムスリムについては何も知らないことを認めました。彼は、母親に教わったキリスト教のことしか知りませんでした。彼の従姉妹は全能のアッラー、そして預言者ムハンマドについて話し、彼はアッラーの遣わした使徒で、全能なるアッラーは彼にクルアーンを啓示したことを話しました。彼女は、ムハンマド(神の慈悲と祝福あれ)がそれを書いたのではなく、それは啓示されたのであることを明確にしました。
彼が興味を惹かれたのは、クルアーンにおける科学的奇跡でした。彼にとって際立っていたものは、クルアーンで言及されるものの事実と数でした。クルアーンで言及されている、母親の胎内における胎児の形成過程、星々、海洋、そして現代科学がそれら全てを証明している事柄を読んだことは、彼にとって衝撃的でした。彼は、はるか昔の人々が星々について語っていたことを知りませんでした。
一日五回の礼拝、食規定、服装規定は、彼にとっては難しいことではありませんでした。従姉妹がイスラームの基本を説明した後、彼は礼拝や服装規定について読み始め、一つずつ集中していくことに決めました。
彼は、最も重要なことである礼拝から取り掛かることによって、イスラームへの第一歩を踏み出しました。彼が持っていたのは、アラビア語の音訳の本と、棒線画の図のというごく基本的な本だけでした。現在では、新改宗者のための資料は当時よりも豊富に提供されるようになりましたが。
当初、彼は自分がムスリムになったことについて意見されたり、批判されたくなかったため、誰にもその事実を告げませんでした。その時点では、彼自身もイスラームとは何なのかということをはっきりとは分かっていませんでした。
年月が過ぎ、彼は世界の諸国を旅するようになり、エジプトとイエメンに留学する機会も得ることが出来ました。そこでかれはイスラームの広大さと慈悲を学びました。それ以前、彼は改宗の事実を秘密にしようと思っていました。彼は、自分の従姉妹以外に誰一人としてムスリムを知らなかったのです。彼は地元のイスラーム書店から一神論の本、礼拝・断食の本、預言者・教友・正統4代カリフの伝記を購入していました。
3〜4ヶ月後、彼は南ロンドンのアブドッラヒーム・グリーン氏宅での講義に参加しました。彼はそこで注意深く耳を傾け、多くのイスラームの基礎を学んだのです。
ムスリムとして成長し、義務教育を受け、大学で勉強することは、イーサーにとっては何の問題もありませんでした。不良の集まりと関わり合いになることは非常に簡単であるとしながらも、彼が考えていたのは礼拝の準備のための浄化をしたのかどうか、または次の礼拝がいつなのかについてばかりだったと言っています。そういった懸念が彼の頭を一杯にしていたのは、学校の他の生徒たちや、彼の隣人たちがパーティーやその他の取るに足らない事について夢中になっていたときなのです。
彼は15歳になると、自分のイスラーム改宗について打ち明けることを決心しました。彼には、同じくイスラームに改宗した友人がおり、二人はごく狭い世界にいました。彼らはいつも一緒に過ごし、二人でモスクにも行きました。彼らは金曜礼拝に行くために学校を抜け出したことから、たびたび問題を起こしていました。
その若さにも関わらず、イーサーはイスラームが厳格であるとは思いませんでした。彼はそれが理屈に叶っていると見なしていたからです。彼はアルコールの禁制が理解出来ました。そこから由来する害悪の多さから、それが人の飲むべきものではないことが分かっていたのです。
一部の人々は、その若さでムスリムになることは、非ムスリムからの孤立が避けられないと考えますが、それはイーサーの場合には当てはまりませんでした。彼は普通に交流し、活動していましたが、踏み越えてはならない線を守っていました。彼はダンスパーティーなどのような、自分の信条に背く不埒な活動に関しては、クラスメートの輪に加わりませんでした。彼の非ムスリムのクラスメートがそういったイベントに彼を誘ったときは、いくつかの言い訳を用意して断るようにしていました。
最後に、ここにイーサーの言葉を引用します。
「私は、新ムスリムが教友たちの人生について調べ、いかに彼らがイスラームを実践したか理解することをお勧めします。教友たちは、預言者自らによるイスラームの手ほどきを受けました。イスラームの正しい情報を見つけることは可能ですが、調査に励み、それを面倒くさがってはいけません。知識を得ることの出来る最善の方法は、クルアーン、そしてハディースの特にブハーリーとムスリムを読むことです。」
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