アンバー・アコスタ(元カトリック教徒・アメリカ合衆国)

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説明: カトリック教徒として育てられ教育を受けた後、イスラームの中にカトリックにおいて探し求めていたものを見出したある若い女性の話。

  • より アンバー・アコスタ
  • 掲載日時 05 Dec 2009
  • 編集日時 05 Dec 2009
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なぜ私はムスリムになったのか?私は、何らかの潜在意識と神への継続的探求によってあの日へと導かれ、アメリカのコネチカット州からやって来たのでした。私は、カイロのアズハルモスクで正式に改宗した日のことを今でも正確に思い出せます。

私は子供ながらに常に神と宗教を確信していましたが、それは決してカトリックが教える形のものではありませんでした。私は神がいかに三位一体であるか、私たちがいかにイエス(彼に平安あれ)やマリアや聖人など大勢に祈ることが出来るのか、また原罪という概念や、司祭のみがいかに罪を“赦す”ことが出来るのか、またなぜ全く違う聖書が100種類もあるのかどうしても理解することが出来ませんでした。

これらは司祭を含むいかなる者も述べたり説明したりは出来ないようなことの、ほんの一例です。驚くべきことに、私は教会へ行き宗教教育を受けましたが、良いキリスト教徒になるためには一体何をすべきなのかよく分からないまま帰ってきていたものです。私は“善良さ”、“施し”、“親切”、“慈悲深さ” などの好ましい性格を身につけるべきであると習いましたが、どうすればよいかという実践的なことは教えられませんでした。

私は知らず知らず、自分が知り常に祈る唯一の神と出会う道と、またいかに人生を送るべきかを正確に示してくれる神からの構図を探していました。しかし日々は過ぎ、私は反発心を抱えながらも家族からの圧力の中で、カトリック教会に通い続けました。大学生になるまで、宗教は私にとって日曜の朝の面倒以外の何ものでもありませんでした。しかし、神は私の前におられ続けたのです。

私はカトリックの大学に行くこととなり、カトリックに最後のチャンスを与えてみることにしました。私は心底、神に近付きたかったのです。私はもう一度自分の知る限りの方法で自分の道を見つけようと最善を尽くしましたが、それを見つけることは出来ませんでした。そしてついに私はカトリック教を棄てました。つまり、他の選択肢を探す時がやって来たのです。

カトリックとキリスト教諸宗派は過去の彼らとの問題から除外し、またユダヤ教もイエスへの不信心を理由に除外しました。私はキリスト教に問題を見出してはいましたが、イエスが人類に力強いメッセージ ― 唯一神の崇拝というメッセージ ― を携えてきたということは常に確信していました。私はどうしてキリスト教徒がイエス自身を崇拝するようになったのか全く理解出来ませんでした。彼はそのことを決して望んではいなかった、と私は確信していました。これが私にもう一つの選択肢を与えてくれました。つまりイスラームです。

イスラームには以前エジプトに旅行した際に見識があったので、私はこの信仰の可能性にオープンでした。その時はエジプトにいる一人か二人の友人以外のムスリムは知りませんでしたが、イスラームは私にとって異質のものではありませんでした。

私はインターネットを通してクルアーンを読み始め、またイスラームに関する情報を探し始めました。私がクルアーンに最初に触れてみて思ったのは、これが決して人の手によって書かれたものではないという本能的直感でした。それはただ、純粋に超越していました。これは人によって書かれた話の寄せ集めのような聖書を読んだ時の印象とは、全く対照的でした。しかしクルアーンの言葉への愛と、それが唯一預言者ムハンマドへの啓示を変わらず伝えているということだけが私に感銘を与えたのではありませんでした。

私はイスラームについて学んだ全てのことを心地よく感じていました。この心地よさゆえに、私はイスラームを探求し続け、学び続け、愛し続けました。一番重要なことは、過去に抱いていた2つの宗教的問題(ただ神のみを崇拝したいという欲求と、その体系)への答えを見つけたことでした。イスラームは厳格に唯一の神性を説き、ムスリムがどのような仲介者もなく神のみを崇拝し、クルアーンとスンナ(預言者の言行)に従うことを完全な生き方としています。私は遂にどうすればよいキリスト教徒になれるのかを知りました。それはムスリムになるということだったのです!

大学の最後の2年間、私はイスラームへの信仰をもつ一方、カトリックの大学でどうすればよいかよく分からずにいました。心の中では自分がムスリムであることは分かっていましたが、家族や親友に、このことをどう打ち明ければよいか分かりませんでした。

大学卒業後、私はインターンシップを受け喜んでエジプトに戻りました。そして正式に改宗する手助けをし、宗教において多くの重要なことを教えてくれた主人となる人を含め、良いムスリムの友達を沢山作りました。私はこのような素晴らしい手助けを受けることが出来、本当に幸運でした。

しかし私がムスリムになったことを人々に伝えることは、簡単なことではありませんでした。何人かの人は私が自分の愛する宗教を見つけたことに喜んでくれましたが、いつも祝福や丁寧な反応を受けるわけではありませんでした。しかしいずれにせよ、私はそのことにより強くなりました。私は自分の信仰を守ることができ、自分がムスリムであることを毎日神に感謝しています。私は神や宗教について混乱しつつ、成長したことを覚えています。しかし今、真実を理解したことにより私はついに満足を感じ、毎日を純粋に幸せに過ごしています。

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